国家元首無用論

国家元首などという代物は必要がなく、有害無益である。国家元首とは、君主制時代の遺物でしかなく、その機能は、やれ、国民統合の象徴だ、外交儀礼の形を整える為だとほざくが、政治的実権なき外交に、なぜ、そんなお飾りを引っ張り出さねばならないのか、誰も説明はできない。そんな虚礼にわざわざ人間を充てて何が整うのか？国民統合のシンボルなら、人間である必要はない。日本なら、富士山でも三種の神器でも。亀でも構わないはずだ。
明らかに君主制遺物であり、形だけの無用の長物だけならまだしも、現在、ほとんどの国家に元首がいるとあっては、この不思議な制度のもたらす弊害に目を向けざるを得ない。それは、「国家には元首あり、あって然るべし」を押し付けたが故に、20世紀に簇生した新興独立国家に独裁者が数多く生まれてしまったことである。
旧植民地には、独立の英雄位しか元首の資格を備えた人物はいない。虚礼故に、独立の英雄にに国家元首の地位を付与したらば、その者は独裁制のフリーパスを手にしたも同然。民主主義国家が劣勢だと嘆いてみせる意味が分からない。国家元首必要論の必然的帰結だろ。

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韓国なんかは、大統領制を採用したけど、国家元首が役を果たせず、無能ばかりだから、常に正常な権力交代ができないでしょっちゅうジタバタ。いらないんだよ。国家元首なんて。さもなきゃ、将軍様がお似合いなんだ。

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